コロナ渦も相まって、ペットと暮らす人が年々増えている印象です。特に猫は散歩が要らないため、自宅で過ごす時間が多い人は「猫と暮らしてみたい!」と考えてことがあるのでは?
また、近年保護猫をお迎えする人も増加している印象です。保護猫、飼ってみたいけどいろいろ心配ですよね?今回は保護猫と暮らして「飼うんじゃなかった」といわれる理由をわかりやすく紹介します!
保護猫を迎えてから後悔しないために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも保護猫とペットショップの違いは?

そもそも、保護猫はノラネコや繁殖引退したネコ、人に捨てられたなど、さまざまな理由で保護されている状態です。そのため、子猫から成猫・純血種から雑種まで多様で、保護猫と出会う方法も色々あります。
一方、ペットショップは純血種の子猫と出会うことができます。
初めて迎えるなら保護猫がオススメ

猫を飼うなら子猫の方がいい!と思う方がいるでしょうが、個人的には猫を初めて飼う方に成猫をおすすめします。
子猫は無邪気で懐きやすくとてもかわいいです。一方で子猫の扱いに慣れていないと、苦労する印象です。「猫を飼わなければよかった」と感じる方は猫の生活リズムが合わなかったり、家がボロボロになったりと急激な変化に対応できずに疲れてしまう様子。
成猫の場合、お迎えしてすぐは警戒心が強く、懐くのに時間がかかる可能性があります。ですが、子猫のようにはしゃぐことは少ないため、猫が家に慣れる時期には飼い主さんも猫の生活リズムに慣れるでしょう。
また、保護猫のお迎えには譲渡会があり、猫の細かい情報や環境を教えてくれたりするので事前の準備がしやすいでしす。
保護猫を飼わなければよかった

それでは、実際に保護猫と暮らして感じた点と「飼わなければよかった」と感じている人の共通点を紹介します。保護猫を迎える検討材料として、参考になるとうれしいです。
思っていたより懐かない or 警戒心が強い
保護猫あるあるかもしれませんが、成猫をお迎えした場合は警戒心が強く懐くのに時間がかかる印象です。猫は環境の変化に敏感でストレスを感じます。特にノラネコは屋外での過酷な生活だったので、警戒心が強く人間に対して不信感を持っている子が多いです。
そのため、迎えてすぐや何年も暮らしているのに懐かない可能性があります。個体差があるので、全ての猫が当てはまるわけではありませんが、懐くと思って迎えたのに…という経験をする方もいるようです。
一方で、保護猫は譲渡会などでだいたいの性格を教えてもらえるので、人慣れしている猫や比較的警戒心が少ない猫を紹介してもらえる可能性があります。
我が家の愛猫おこげさんは保護猫ですが、驚くほど警戒心がないため、すぐ甘えてくれました。保護猫といっても性格がバラバラなので、お迎えする前にある程度の性格がわかると後悔しにくいでしょう。
金銭的負担

これは保護猫に限った話ではありません。ペットショップでお迎えしても、慢性的病気がみつかったり、ケガをしたり病気になったりと動物病院を受診することが多々あります。
動物の医療費は自由診療なので、病院によって価格が異なります。そのため、治療内容によっては数十万円請求されることも。
また、猫と暮らすためにはペット可住宅でなければなりません。ペットが飼育できる賃貸住宅は家賃が相場より高めになるので、必然的に金銭的負担が増えます。
「最低いくらあれば猫を飼える」ということはなく、猫も歳を取れば病気にかかり、薬なども必要。そのため、金銭的余裕がなく「飼わなければよかった」と感じる方がいるようです。
部屋がボロボロになる
これも保護猫に限った話ではありませんが、猫を飼うと、家の雰囲気がガラリと変わります。特に壁や家具に爪とぎをしてしまったり猫の毛が衣服についたりするため、さまざまな対策が必要です。
また、「そこで爪とぐの⁉︎」といった予想外のできごとが起こることも。
猫は人の気を引くためにテーブルの上の物を落としたり、ストレスで粗相してしまうなど家の状況が変わります。
他にも猫と暮らすと家の環境が変わるので、くわしく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

生活リズムが合わない

猫は薄明薄暮性といって、早朝と夕方の薄暗い時間帯に最も活動します。そのため、「猫に朝5時に起こされた」など猫飼いの人は、必ず経験しています。
また、猫が人を起こす方法はさまざまで顔を舐めたり、足を噛んだり、お腹へダイブしてきたりと睡眠を妨害されます。そのため、猫の生活リズムに合わずに睡眠不足で飼い主がストレスを感じることも。
猫は散歩いらないと言いますが、運動は必要なので室内で遊んであげる必要があります。運動不足になると猫が不健康になったりストレスを感じます。
遊ぶ時間は個体差がありますが、猫のために時間を割く必要があるので猫と暮らすと生活リズムが変わるでしょう。
家を空けられない
先ほども紹介した通り、猫は環境の変化に敏感です。そのため、旅行に連れていくことはできないので家を空けることが難しくなります。
例えば、友人などを自宅に招いて猫の飼育をお願いしたとしましょう。ネコにとっては知らない人がいてストレスを感じてしまうので、自宅を長期間空けることができなくなります。
また、ペットホテルの利用も可能ですが長期間だと高額になりやすいため、金銭的問題もあります。
そのため、家を空ける頻度が多い方にとっては猫を飼うのは難しいでしょう。
ペットロス

必ずお別れがくる覚悟が必要です。人より猫の方が寿命が短いので、看取ることになります。また、高齢になると衰弱することも想定できるので、悲しみの時間は理解していなければなりません。
“悲しむくらいなら出会わなければよかった”と感じてしまうくらい猫はたくさんの愛情をくれます。猫好きな方でも、ペットロスを考えると「猫を飼わなければよかった」と感じるでしょう。
最期まで命を大切にする覚悟がなければ、猫をお迎えすることはおすすめできません。
猫を飼うのに向かない人の特徴8選

ここからは飼い主さんの行動・思考から、猫を飼うのをオススメできない特徴を紹介します。もし当てはまるようでしたら、一度考え直した方がいいかもしれません。
- 外出頻度が多い
- 主従関係を築きたい
- ペット飼育不可の住宅に住んでいる
- 家族が反対している
- 「とりあえず飼ってみよう」という考え方
- 経済的な余裕がない
- お世話する時間が少ない
- 飼い主に何かあった時、ネコが独りになる など
この記事に詳細をまとめているので、参考にしてくださいね

猫を飼うのに向いている人の特徴5選
猫を飼いたいけど、自信がない人向けに「こんな人は猫を飼うのに向いている」特徴がいくつかあります。ご自身の現在の状況と照らし合わせて、猫を迎え入れられそうなのか判断材料の1つとして活用してみてください。
- 動物が好き、触れ合うのが好き
- ネコの行動、好みに合わせられる
- 経済的余裕がある
- 覚悟・責任感がある
- 時間の余裕がある など
こちらの記事に詳しくまとめていますので、参考になるとうれしいです。

まとめ

保護猫を飼うんじゃなかったという経験をされた方にはさまざまな理由があります。しかし、動物の愛護及び管理に関する法律では、猫に限らず愛護動物を遺棄した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課されます。
家族として迎え入れたら、最期までちゃんと面倒をみましょう。動物の遺棄・虐待は犯罪です。
それぐらい、動物を迎え入れるのには覚悟と責任が伴います。しっかり今後を見据えた上で猫をお迎えすることをおすすめします。猫を飼いたいと検討していたらぜひ、保護猫に会いに譲渡会などへ参加してみてください。
私のブログでは保護猫に関する記事をいくつか公開しています。環境・金額・病気について経験をもとにまとめていますので、他の記事もみていただけるとうれしいです。