猫にとって安全な観葉植物5選・危険な観葉植物6選!オススメの対策方法を紹介

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インテリアの1つとして、観葉植物を置いている方へ。屋内で猫を飼っている場合、観葉植物の種類によっては猫にとって危険なものがあるのを知っていますか?

猫にとっては、最悪死にいたるほどの有害な毒性がある植物があります

ご自宅にある観葉植物は大丈夫ですか?安全な観葉植物、危険な観葉植物について紹介します。

目次

猫は無毒化できない?

そもそも、猫は他の動物に比べて毒を無毒化する“解毒能力”が低いといわれています。

解毒能力は肝臓の働きが重要ですが、猫は他の動物よりも解毒能力を必要としなかったようです。猫の祖先であるリビアヤマネコが狩りをして食べていたのは小動物が多く、毒を持っていません。

また、小動物が食べていた植物は、小動物が体内で解毒するため、猫には解毒をする必要性が低いといわれています。

反対に、草食動物・雑食動物といわれる犬・豚・牛・馬は解毒能力が非常に高いです。草食・雑食動物は肉食動物とは異なり、毒性のあるものを食べる可能性が高かったために解毒能力が発達しました。

なので、『犬が大丈夫だから猫も大丈夫』ということはありません

身近な観葉植物や香り(アロマなど)は、中毒症状を起こし最悪死に至る可能性があります。

猫にとって有害な観葉植物は約700種類といわれていますが、現在わかっている数なので実際はもっと多いでしょう。

観葉植物と猫の相性

正直、猫にとって観葉植物はほとんどが毒と思っていいほど有害なものが多いです。

観葉植物は、人間にとってはリラックス効果がありメリットがありますが、猫にとってメリットはほとんどないです。なので猫が生活するスペースには置かないように工夫をしたり、猫がじゃれないように工夫しましょう。

基本的には猫を飼うご家庭では観葉植物は置かないことをオススメします

ですが、人からプレゼントとして観葉植物などを頂いたりすることもあるかもしれません。参考までに“比較的安全な”観葉植物を紹介します。

比較的安全な植物

比較的影響が少ないものであって、安心安全ではないということは忘れないでください。

猫のいる部屋に飾っても、猫が触れないように対策をしましょう。

猫草

猫草は毛玉対策として使われるため、食べても害はありません。

猫が食べられる植物を置いておくことで、他の観葉植物を食べるのを防ぐことができます。また、イネ科の植物も比較的に安全といわれています。

レモングラスは危険なので全てのイネ科の植物が安全ではないです

ガジュマル

クワ科のガジュマルは人気の観葉植物であり、葉には毒性がないため比較的に安全です。

流通量が多く、植物を育てたことがない人でもみたことがあるでしょう。テーブルにおけるサイズから背丈が1mほどのものまで様々あります。

パキラ

アオイ科のパキラは観葉植物の中で人気が高く、葉にも幹にも毒性がないため比較的に危険が低いとされています。

100円均一でも購入できるくらい馴染み深い植物です。

バラ・胡蝶蘭

観葉植物ではありませんが、お花はプレゼントとして頂くことがあるでしょう。

お花も同様に、種類によっては毒性があります。バラは毒性が低いといわれていますが、トゲがあるので注意しましょう

危険な植物

観賞用として人気が高かったりプレゼントで頂いたりと身近なものでも、猫にとっては危険が高い植物があります。

猫の死亡事故が報告されている事例もあるので、未然に防ぎましょう。

モンステラ・ポトス

モンステラやポトスは人気が高い観葉植物ですが、猫にとってサトイモ科の植物はとても危険です。サトイモ科は中毒症状を起こすリスクが高い植物が多いので、部屋に持ち込むのは厳禁です。

ちなみに、サトイモ科の植物は幹を持たずに茎が増えて伸び上がっていくのが特徴です。そのような植物は避けましょう。

アイビー

100円均一のコーナーでも見かけるほど、ポピュラーな植物のひとつです。

ウゴキ科の植物で常緑樹のアイビーは、葉や果実に毒性があります

ドラセナ

『幸福の木』としても知られるため、プレゼントとして頂くことがあるかもしれません。

ドラセナ属は種類が豊富で初心者でも育てやすいといわれている常緑樹ですが、葉に毒性があります

ユリ・チューリップ

人からプレゼントされたりすることがあったりと身近な存在ですが、ユリ科の植物はとても危険です

花だけでなく、生けていた水を舐めても中毒症状が出たり、一口でも食べたら最悪死に至ることがあります。

また、後遺症が残る恐れもあり、非常に危険です。猫がいる部屋には置かないようにしましょう。

紹介したのは身近な植物の一部です。危険な植物かどうか調べる際には、その植物が何科なのかを把握しましょう。

観葉植物を食べてしまったら?

無症状でも一刻も早く動物病院へ。食べた植物と部位、食べてからどれくらいの時間が経過したかを獣医師さんに報告しましょう。

観葉植物によって葉に毒が少なくても幹に毒があるなど、部位によって異なるので自己判断せずに受診してください。植物を好む猫には猫草を設置して、他の植物を食べないように工夫しましょう。

中毒症状として

  • よだれ
  • 嘔吐や下痢
  • 口腔内のただれ・炎症
  • 震え・痙攣
  • 食欲・活動性の減退

などがありますが、症状が出ていないからといって大丈夫ではありません。必ず、動物病院を受診しましょう。また、二度目がないように対策しましょう。

お互いが健やかに過ごすためにも、注意深い管理と早めの対応が重要です。

観葉植物を守る対処法

好奇心旺盛な猫にとって植物もおもちゃの1つになる可能性があります。

また、飼い主の気を引こうとわざとじゃれて部屋が大変に、、、なんてことも。観葉植物を守る方法を紹介します。

観葉植物にカバーを取り付ける

鉢を倒されたり土を掘り返されたりする場合には、プランターカバーをオススメします。

その名の通りカバータイプのものや、ショッピングモールなどに設置されたベンチのように他のものが置くことができるタイプがあります。

カバーはホームセンターでも購入でき、ある程度の重さがあることで鉢を倒すことを予防できます。

ご自宅に置く観葉植物のサイズに合わせて設置することをオススメします。

観葉植物の置き場所

猫の手の届かない場所、風が当たらない場所に置きましょう。

猫は高い場所を好むので棚の上や窓辺などの猫が移動しやすい場所ではなく、天井から吊るしたり手の届かない場所にしましょう。

本来、観葉植物は風が当たる場所が望ましいですが、猫にとってゆらゆらと葉が揺れるとおもちゃになりやすいです。遊んでいる時に食べてしまうなどの可能性があるので、植物も猫も安全のために置き場所を考えましょう。

一番望ましいのは、猫が出入りしない部屋に観葉植物を置くことです。

フェイクグリーン

我が家では、植物にじゃれてしまう可能性が高くて危険だと判断したため観葉植物は置いていません

ですが、部屋を明るくするためにフェイクグリーンや造花を置いています。枯れることもないし、猫がじゃれても害がないためリビングに置いていても安心です。

植物を置くのが心配な方や置きたい観葉植物がある場合には、フェイクグリーンをオススメします。

アーティフィシャルフラワー(造花)・フェイクグリーン専門店PRIMA(プリマ)オンライン

こちらのフェイクグリーン専門店の商品は、フェイクとは思えないリアルなクオリティで、ネコには危険なモンステラなどの扱いがあります。また、フェイクグリーンだけでなく、アーティフィシャルフラワー(造花)・花器などさまざま。

また、オーダーアレンジメントが可能なのでプレゼントにも最適です。セミオーダー、フルオーダーを選ぶことができ、事前に相談したニーズ・予算に合わせた唯一無二のアレンジメントです

フェイクグリーンがおすすめな人

  • 植物のお手入れが面倒
  • 枯らしてしまうかもしれない
  • 日当たりの悪い場所に置きたい
  • ネコに危険なモンステラなどを置きたい
  • ネコと暮らしている人に植物をプレゼントしたい

危険はさまざまですが、事前に防げることが多いので居住スペースを見直してみましょう。

まとめ

猫にとって危険な観葉植物が多いので、既に置いている方は毒性があるのか調べましょう。

今回紹介しきれないくらいに、危険な植物はたくさんあります

まだ、毒性が報告されていないまたは、猫の個体差によって中毒症状が出ることがあるので気をつけましょう。

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この記事を書いた人

保護猫おこげと2人暮らし。猫のしもべとして本日もお仕事頑張ります。
病院勤務のライターです。お仕事のご依頼お待ちしております。

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