保護猫をお迎えしたい!どうやって出会うの?譲渡にかかる費用や準備はどうすればいい?

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猫を飼いたい時には保護猫の里親になるという選択肢もあります。

保護猫を飼いたいけれど、どうすればいいの?や保護猫について興味があるあなたへ。


この記事を読んでぜひ、保護猫の里親になることを検討してみてください。

目次

保護猫とは?


そもそも保護猫とは飼い主がいない、もしくは劣悪な環境にいた猫がレスキューされて、自治体や民間の保護団体、個人宅などで一時的に保護されて生活している猫のことを言います。

つまり、今は一時的に保護されているので、最期までお世話をしてくれる新しい飼い主さんを待っている状態ですね。

保護猫になる経緯は様々な理由がありますが、もともと人と生活していた猫が捨てられるケースは珍しくありません

保護猫を迎える方法

では保護猫をお迎えしたい場合にはどこで出会えばいいのでしょうか?

具体的に5つの方法があります。

①拾う

住んでいる地域で野良猫を見かけることは珍しくないでしょう。

野良猫が子猫を産んだり、病気・怪我をしている野良猫を見かけたり様々あります。

また、段ボールなどに捨てられていた猫を拾ったという話も聞きます。

“保護猫=野良猫”というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、飼い猫を外飼いをしていたり、周辺地域みんなで餌付けして世話している地域猫迷い猫の可能性があるため猫を拾う場合は注意が必要です。

地域猫について

迷い猫かどうか確認する方法について

②ボランティア・動物愛護団体

ボランティアで保護活動をされている団体、個人の方が大勢います。ここ数年は保護団体がメディアで取り上げられたり、SNSで活動を公表していたりと情報を集めやすい印象です。

また、保護団体では譲渡会を定期的に行っているため保護猫に直接触れ合えたり、団体の方とお話ができたりと今後を具体的にイメージしやすいですね。

ボランティア団体さんは スタッフと面談→トライアル→譲渡 という流れが一般的な印象です。

譲渡条件がかなり厳しいところもあります。もちろん、それぞれのボランティア団体さんによって譲渡条件は異なります

③保護猫カフェ

全国的に保護猫カフェが増えてきた印象ですね。保護猫と触れ合うことができるのが特徴で、気に入った子がいたら譲渡できます。

ただ、その日のうちに譲渡できるわけではなく、面談→トライアル→譲渡の流れがあります。

私は今暮らしている猫ちゃんと保護猫カフェで出逢いました。実際に触れ合ったり、SNSで写真や動画を見ることができたので、大体の性格を把握できたのが良かったですね。

それぞれの保護猫カフェによって譲渡条件や譲渡費用が異なります

④保健所・動物愛護センター

各自治体のホームページで情報を公開しています。

譲渡会を実施している自治体もあるようなので、お近くの保健所や動物愛護センターのホームページを確認してみてください。

⑤里親探しサイト

猫を保護している方が里親募集をできるサイトです。

個人の方が多い印象ですが、団体の方もいます。こちらも譲渡条件は様々です。

保護猫の譲渡はいくらかかる?

どこでお迎えするか、と保護された時の状態によって金額が変わるのでかなりばらつきがあります。

例えば、

野良の子ネコ
  • 健康状態のチェック、検査
  • ノミ・ダニ予防 など
野良のおとなネコ
  • 健康状態のチェック、検査
  • ノミ・ダニ予防
  • 避妊or去勢

上記のように保護された猫の状態によってかかる金額が変わります。

しかし、猫の状態に関わらず保護した方が費用を負担して請求しない場合、もしくは保護団体によっては状態に関わらず一律で請求する場合があるためかなりばらつきがあります。

受診する動物病院によって料金体系は異なりますが、診療費用の相場は5,000円〜15,000円といわれています。

それに加えてワクチン接種や避妊・去勢、保護している期間のお世話費用、譲渡の際の交通費などを考慮すると数万円請求されても不思議ではありません。

具体的な費用について

保護猫を迎える準備

そもそも保護猫を迎えるにあたって、最後までお世話をできる環境でしょうか?


「保護猫が欲しい」と希望すれば誰もが譲渡してもらえるわけではありません。譲渡を受けられる基準をクリアした希望者が対象になります。

ここにあるのは環境省のパンフレット「譲渡でつなごう!命のバトン」の内容から条件の1部を抜粋しました。

今の環境で飼育が可能なのか、ぜひ参考にしてみてください。

  • ペットが飼える住環境である
  • そのペットに適した飼育スペースが確保されている
  • ペットを飼うための経済力が十分である
  • その動物を飼うことを家族全員が賛成している
  • 動物に対するアレルギーを持つ家族がいない
  • 病気の予防・治療を行い、介護が必要になった時も世話ができる
  • 不妊・去勢手術を行い、繁殖させない
  • マイクロチップや迷子札など、所有者の明示を行う
  • 単身者や高齢者は、動物の世話をする後見人がいる
  • 完全に室内飼いできる

保護猫を迎え入れたいと思った時の具体的な費用と必要な物について

まとめ

保護猫を迎える方法・場所は拾うボランティア・動物愛護団体保護猫カフェ保健所・動物愛護センター里親探しサイトなどがあります。


譲渡する場合は面談→トライアル→正式譲渡の流れが一般的で、費用は保護先によって異なります。

猫の寿命は15−20年です。

保護猫を迎えられる状況なのか、まだ準備が必要なのか、もう一度見つめ直してぜひ保護猫を迎えるという選択を考えてみてください。

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この記事を書いた人

保護猫おこげと2人暮らし。1匹でも多くの保護猫が安心して暮らせる未来を。
ネコのために働く、病院勤務のライターです。

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