ネコちゃんにはいつまでも健康でいてほしいですよね?ですが、年齢を重ねるごとに病気のリスクが伴います。
特にネコは腎臓・泌尿器系の病気にかかりやすく、発見が遅れると手術が必要になることも。既に病気の治療していたり、今後のために対策したいと思っている方向けに“Catlog Boardは膀胱炎や結石症の対策ができるのか?”1年使った正直レビューをします。
Catlog Boardの購入を検討している方に参考になると嬉しいです。
そもそもCatlog Boardって?

Catlog Boardとは、簡単に説明するとアプリと連動している体重計です。体重計なのでネコの体重や排泄物の量を計測してくれ、アプリ上で管理してくれます。
そのため、体重や排泄量の変動があった場合は通知してくれるので、体調が悪くなる前に病気の早期発見・治療が可能です。
今使っているトイレの下に置くだけでOK。単三電池で使用できるので設置場所を選ばずに、ネコにも人にもストレスなく体調管理ができます。
Catlog Board2
2024年1月9日に第2世代となる新機種が登場し、現在取り扱いがあるのは第2世代のみです。公式サイトの情報から我が家で使っている第1世代と比較してみました。
第1世代 | 第2世代 | |
搭載センサー | 重量センサー | 重量センサー |
通信 | 2.4GHz帯無線LAN | 2.4GHz帯無線LAN |
寸法 | 約480.5×330×37.7mm | 約480×335×35mm |
重量 | 約3.8kg (電池含まず) | 約3.kg (電池含まず) |
測定可能荷重 | 〜20kg | 〜20kg |
電源 | (炭酸アルカリ電池6本) | 電池交換式(炭酸アルカリ電池6本) | 電池交換式
電池交換目安 | 約6ヶ月 | 約6ヶ月 |
カラー | ホワイトのみ | ホワイト、グレー、オリーブ、サンドベージュ (ホワイト以外は本体価格+1,100円) |
第2世代では、カラーが4色になり、さまざまなお部屋のインテリアに馴染みやすい、シンプルな色合いなのが嬉しいですね。

膀胱炎・尿石症対策?
我が家でCatlog Boardを導入した決め手は、現在治療中の膀胱炎・尿石症の症状増悪に役立つと思ったからです。尿石症とは血液中のpHが酸性・アルカリ性どちらかに偏るとおしっこに結晶ができ、結晶が石になることで尿道を塞ぐことがある病気です。尿道が塞がれると排泄できなくなり、手術の必要や命の危険に繋がりやすい病気で、ネコは尿石症にかかりやすいといわれています。

結論を言うと、我が家ではCatlog Boardで膀胱炎・尿石症の症状増悪の早期発見になると感じました。
現在は結晶化を防ぐ治療をしていますが、膀胱炎と尿石症の増悪が見つかることがあります。病気が悪化しているかどうかは見た目では分かりません。ですが、我が家ではCatlog Boardを導入しているので、症状が増悪する前に動物病院へ受診できています。
Catlog Boardで計測された我が家の愛猫おこげさんのデータと症状を紹介します。

おこげさんは普段約2回/日、12時間ごと、膀胱炎が見つかった時は2.8回/日、排泄のタイミングもバラバラで頻尿がありました。ちなみに右側は1月17日から23日までのグラフですが、19日(日)に動物病院を受診して治療したのでその後は少しずつ改善しています。
頻尿を認めている時は、“おしっこの回数が多いかも?”程度の症状しかなく、普段と変わらず元気で食欲も問題ありませんでした。また、仕事で家を空けているので日中の排泄頻度を把握することができません。
ですが、Catlog Boardで数値管理ができるので動物病院でも細かい変化を伝えることができ、膀胱炎・尿石症の数値上の悪化だけで症状の増悪を防ぐことができました。
なので我が家にとってはCatlog Boardを導入して本当によかったと感じています。
1年以上使った正直レビュー
先ほど紹介した通り、膀胱炎・尿石症などの症状悪化の早期発見には非常に役立ったと感じています。他にも使用して1年以上経って感じたことを紹介をします。
医療費削減
動物病院では問診からさまざまな検査をして診断がつきます。受診の際に“いつから”“どのくらい”といった情報が的確にまとまっていると、動物病院の先生が診断しやすく今後の対策も的確なアドバイスがもらえるでしょう。
先ほど紹介した膀胱炎・尿石症が悪化した際の実際にかかった治療費を下にまとめました。かかりつけの動物病院によって金額が異なりますが、参考にしてみてください。
診療内容 | 金額 |
再診療 | 800 |
尿検査(鏡検、比重) | 1,200 |
尿科学的検査(pH、糖、ケトン等) | 1,000 |
皮下点滴 | 2,000 |
皮下注射(抗生物質) | 3,600 |
ストルバイトケア(療養食) | 3,800 |
合計 | 12,400円(税抜) |
1回の受診で1万円を超えてしまいました。普段から健康に気をつけていましたが、それでも完全に防ぐことは難しいです。ですが、結石にはなっておらず食事療法で経過観察と言われたのでこの金額で抑えることができました。もし、手術適応まで悪化していたら10倍の金額がかかっていた可能性も…。
初期症状で発見できたことはネコだけでなく、金銭的な負担も軽減できます。Catlog Boardでは本体価格19,800(税込)+月額980円です。月額料金は猫1匹あたりにかかりますが、月980円で高額な医療費を節約できると考えたらお得ですね。
本体価格は安くありませんが、お得に購入できる方法があります。公式サイトではイベントシーズンに特別プランで大型割引することがあり、我が家も割引で購入しました。また、招待コードを使用して購入すると25%割引に加えて月額料金が2ヶ月分無料になります。
おこげの招待コードは、SV967Y です。購入を検討されている方は、公式サイトの大型割引を狙って招待コードで購入することをオススメします。

また、招待コードは使用できませんが楽天やAmazonでも購入可能なので、各サイトの大型セールでの購入してポイントを貯めることも可能です。
100%正確なデータではない
Catlog Boardは設置するだけで、体重や排泄物の量・頻度を計測しデータ化してくれますが、正確なデータではない場合もあります。
特に我が家で使用しているワイドトイレでは、“排泄なし”データが他のトイレより多い傾向なようです。また、うんちと一緒だと排泄量÷2で計算するため、データの信頼性には欠ける印象があります。多少の修正はあとからできるので、我が家では健康な時のだいたいの排泄量・頻度を把握する程度で使用しています。
また、設置の仕方でも測定データに影響するようです。我が家で行なっている設置の仕方を紹介します。
我が家の設置方法

我が家ではワイドタイプのトイレを使用しています。ワイドタイプではCatlog Boardより大きいので設置方法を工夫しています。
トイレが不安定だと、測定に誤差がでてしまうようです。なので、ワイドトイレのすのこ部分に合わせてCatlog Boardを設置し、隙間に緩衝材をいれて安定させています。
愛猫おこげさんはすのこ部分で排泄をし、トイレ自体も安定しているので問題なく測定できています。
トイレの設置場所に要注意

Catlog Boardは設置場所を選びません。ですが、注意点としてトイレと壁が接触しないように配置しています。
設置当初は壁と接触しており誤判断が多い印象でした。これは公式サイトでも紹介されていますが、壁とトイレを5〜10cm離すことを推奨しています。

排泄後のハイテンションでトイレのズレ防止

ネコあるあるとして、排泄後にハイテンションで走り回ることが多いでしょう。我が家も家中を走り回るので、ズレてしまうことが多々ありました。その度に位置をなおし、壁の位置も気にして…ととても面倒でした。
公式サイトでは滑り止めシートを無償提供しています。最初から付属しているわけではなく、公式サイトから申し込みが必要ですが、我が家では1週間以内に届きました。
こういった細かいサポートが多い印象なので、我が家では1年以上使い続けています。
まとめ

Catlog Boardはアプリと連動する体重計で、数値の変化があれば通知が来たり、グラフで日々の変化を追うことができます。我が家では、実体験として膀胱炎・尿石症の早期発見につながり、とても役立ちました。
飼い猫が健康で長生きするために、病気の早期発見対策としてCatlog Boardを利用してみてはいかがですか?私が購入した時からさまざまなアップグレードがあり、これからのCatlog製品・新機能に期待しています。
猫様の体重や排泄情報をかんたん記録【Catlog Board】